首こりのストレッチを無駄にしない、たった1つのコツ
スマホやパソコンなど、下を向く時間が長くなると首の後ろから後頭部にかけてドーンと重たい感じや、コリを感じませんか?
そんなときに、首を横に倒したり、上を向いたりしてストレッチすると思います。
でも、なかなか重たい感じや首のコリはスッキリしないことが多いのでは?
それはあることをストレッチの前にしていないからなんですね。
なので今回は首コリのストレッチを無駄にしないたった1つのコツをお伝えしたいと思います。
いきなり結論ですが
「こっている筋肉を軽く動かしてからストレッチをする」
です
深堀していきます。
ちょっとだけ自己紹介
理学療法士歴16年
今も病院に勤務し、整形疾患、脳卒中患者のリハビリに携わる
こっている筋肉を軽く動かしてからストレッチをする
首が硬くこっていると
いう事は、「伸びにくい状態」とも言えます。
硬くなってしまった古いゴムを伸ばしてみるとよくわかります。
ゴムをビヨーンと引っ張ると、
伸びる部分と硬くて伸びない部分が出てきます。
主に伸びているのはやわらかい部分で、硬い部分はほとんど伸びていません。
これは筋肉にも同じことが言えます。
筋肉が硬くなっても、筋肉が全て一様に硬くなっているのではなく、
硬くなっている部分と、そうでもない部分とがあるんですね。
その状態で、ストレッチしても硬い部分は伸びず、代償的に柔らかい部分が伸びます。
でも、伸ばしたい(ストレッチしたい)部分は、硬い部分ですよね?
つまり、硬い部分を伸ばすには、伸びやすい状態(ある程度柔らかくする)をストレッチ前に作ることが大切ということです。
その柔らかくする方法というのが、筋肉を動かすということです。
もちろん、ただ筋肉を動かせばいいというのでありません。
ちょっとしたポイントがあるんですね。
そのポイントは、
人差し指~薬指で硬い筋肉を軽く押した状態で筋肉を動かす
たったこれだけです。
首がこっているのであれば、こっているなと感じる所を軽く押した状態で首を上下に5往復、左右に5往復ほど倒してみて下さい。
それだけでも筋肉が柔らかくなって、首の動かしやすさを感じてもらえると思います。
なぜ筋肉を動かすと柔らかくなるの?
筋肉が動くという事は、収縮と弛緩が繰り返されます。
筋肉は心臓と同じで、その収縮と弛緩を繰り返すことで新しい血液を入れて古い血液を出します。
この収縮と弛緩を繰り返すことで、新しい酸素や栄養を運び入れ、硬さの原因であるズキズキさせる物質や二酸化炭素、余分な水分とかを押し出すんですね。
収縮と弛緩が減っていると、新しい酸素や栄養素が入ってこないし、ズキズキさせる物質や二酸化炭素、余分な水分は溜まっていく一方・・・。
そりゃ、硬くなるはずですね・汗
なので、筋肉の収縮と弛緩を繰り返す(動かす)ことで、それらの問題は少しはスッキリするはずです。
指で押しながら動かすことでスッキリ感アップ!
普通に動かすだけよりも、こっている部分を指で押しながら動かした方が、スッキリ感が倍増します。
専門的な解説は割愛しますが、指で押さえる事で
- マッサージ効果
- ストレッチ効果
などが同時に加えられるイメージで良いのかな思います。
手順
以上のことを踏まえて、手順をまとめます
- こっている部分(押して痛いところ)を探す
- こっている部分を人差し指~薬指で軽く押す
- 2の状態で、首を上下・左右にそれぞれ5往復ほど倒す
- ストレッチ(いつもあなたがしているストレッチでOK)
よかったら、試してみて下さい。
※イクダイがおススメするストレッチ方法の記事は、また後日書きたいと思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。
このコツは首以外にも使えて、肩、デスクワークで疲れた前腕や手にも使えちゃう、超おススメなものです。
分らない点や、リクエスト記事などあればコメント下さい。